『ラヴ♥サーカス』裏話 その2

8月 31, 2010 in Geogrande, REP'S TALK

まだまだ暑い日が続きますね。暦の上ではとっくに秋を迎えているのに、気分は残暑のままです。皆さまいかがおすごしでしょうか。今週は『ラヴ♥サーカス』の裏話をお届けしていきます。

さて、本公演をご覧になった皆さまの中で「この名前は、ひょっとして……」と思われた方はいらっしゃいましたでしょうか。毎回キャラクターのネーミングには作家の意図としてある「規則性」を持たせています。今回「地上」にいるキャラクターは苗字が「日本の動物園」名前は「干支」をモチーフにしています。パンフレットを見ずに会話のやりとりだけを聞いているとわかりにくいかもしれませんが、主人公は旭山、非モテ同盟を組もうとした同僚は野毛山也、ユメノ動物園の園長は上野吉、その妻は子、恋愛冒険家は富士太郎、同僚の彼女は天王寺代、申也を探しにくる非常勤の高校教師が東山由です。動物園が舞台であるというのと人間も基本は動物であるというところから、名前を考えました。

タマに関しては多摩動物園に由来していますが、「犬なのに猫にありがちな名前」という可笑しさと、「たまたまユメノ動物園に紛れ込んだ」というところで名前を決めました。

一方、恋愛防衛軍の天使たちの名前はラテン語と古典ギリシャ語の「愛」に由来しています。アモル(ラテン語・フランス語でアモール:Amor)は「受苦の愛」、アガペ(ギリシャ語でアガペー:αγαπη)は「無条件の愛」「神の愛」「一般的な愛」、ストルゲ(ギリシャ語でストルゲー:στοργή)は「家族愛」「尊敬を含む愛」、そしてフィリア(ギリシャ語でフィーリア:φιλια)は「友情愛」「隣人愛」という意味があり、キャラクターの性格付けの参考にもしています。アモル自体もギリシャ語にしてしまうと「エロス」あるいは「エロース」になるのですが、流石にキャラクターの名前に「エロス」はいかがなものかと思い、アモルにしました。

今回は特にこれ以上の深い意味を持たせてはいないので、ネーミングの背景に気づかないでも何ら問題はないのですが、中には何か意味があるのではないかと考え込まれた方もいらっしゃったようですので、簡単に説明させていただきました。

Post to Twitter

『ラヴ♥サーカス』裏話 その1

8月 30, 2010 in Geogrande, REP'S TALK

ゲオグランデ3rdステージ『ラヴ♥サーカス』終演から1週間が経ちました。まだまだ各所より舞台の感想が届いています。ありがとうございます。
今週は公演を振り返って、皆さまから寄せられた質問にお答えしたり、公演の裏話などをお届けしていきましょう。

今回もお子さんからご年輩の方々までお楽しみいただけたようですが、劇中に流れていた楽曲に注目されるお客様がたくさんいらっしゃいました。「懐かしかった」「全部わかった」「聴いたことのない曲ばかりだった」などなど年代によって反応も様々でしたが、歌詞がわかりやすい(聞き取りやすい)「恋の歌」という観点で選曲したところ、結果的にあの時代の楽曲が多くなりました。

最近のCMでも使われている曲があったかと思いますが、おそらく選曲したCM制作の方も「懐かしい」という観点以外に「わかりやすい」という選曲基準があったんじゃないでしょうか。ですから、リアルタイムにその曲を聴いたことがなくても、ちゃんと歌詞が台詞のように伝わってくるんですね。改めて昔の歌謡曲のパワーを感じることができました。

観劇後カラオケに行きたくなった、あるいは実際に行かれたお客様もいらしたようです。「カラオケに行きたくなる公演」という感想は私も初めて聞きました。ありがとうございます。

Post to Twitter

『ラヴ♥サーカス』舞台写真公開!

8月 29, 2010 in Geogrande, NEWS

ゲオグランデ3rdステージ『ラヴ♥サーカス』の舞台写真を公開します。
こちらからご覧ください。

Post to Twitter

絵日記の『ラヴ♥サーカス』

8月 24, 2010 in Geogrande, NEWS

ゲオグランデ3rdステージ『ラヴ♥サーカス』をご覧いただいたお客様より感想コメントや感想をメールをたくさんいただいております。ありがとうございます。
今回の公演はいつも以上にお子さん連れのお客様もいらっしゃいましたが、その中のお一人から匿名で絵日記を描いて送っていただきました。 掲載の許可をいただきましたので、こちらでもご紹介いたします。

ラストで賢午が熱唱するシーンですね。とだけ書くと、ご覧になっていない方は一体どんな公演だったんだろうと思われるかもしれませんが、とても特徴を捉えていてステージをご覧になった方はラストシーンの情景を思い出されることでしょう。ありがとうございました。

※訂正します。中盤で賢午とタマが会話しているシーンだと補足のメールをいただきました。
賢午が手にしているのはデッキブラシとバケツです。なるほど、マイクにしては大きすぎると思いました。
とても特徴を捉えていて(以下略

Post to Twitter

『ラヴ♥サーカス』無事終了!

8月 22, 2010 in Geogrande, NEWS

ゲオグランデ3rdステージ『ラヴ♥サーカス』の公演は無事終了いたしました。ご覧いただいた皆さま、そして応援いただいた皆さま、ありがとうございました。
近日中に舞台写真を公開します。ご覧になった方もそうでない方もお楽しみに!

感想もお待ちしております!

Post to Twitter

いよいよ本番です!

8月 20, 2010 in Geogrande, NEWS

いよいよゲオグランデ3rdステージ『ラヴ♥サーカス』初日を迎えました!
21日(土)19時半の回、22日(日)13時の回はまだお席に若干余裕がございます。ご予約はお早めに

ご覧いただいた方はコメント欄に感想など書き込んでいただければ幸いです(公演期間終了するまで公開いたしませんので、ネタバレ感想もドシドシ受け付けます!)

ご予約いただいた皆さまのご来場をお待ちしております!

Post to Twitter

ラブコメの法則

8月 15, 2010 in Geogrande, REP'S TALK

もういくつ寝ると『ラヴ♥サーカス』の本番です。まだまだご予約受付中です。前代未聞のラブコメ作品をお届けします。前代未聞はちょっと言い過ぎですね。前代未聞風くらいにしておきます。恋愛観が人の数だけあるように、ラブコメ観も人の数だけありそうですが、実際はいくつかのパターンに則ったものが多いような気がします。

*高嶺の花に無様にも立ち向かい恋愛が成就する
*幼なじみやクラスメートや同僚に恋の相談をしていて結局相談相手と恋愛成就する
*最初の印象は完全に恋愛対象外なのに気づいたら恋愛成就している

大概の作品はこれらのパターンのいずれかに属していて、周囲の反対や乗り越えられない困難があって恋愛が成就しないと「悲劇」になり、悪戦苦闘する様をいたずらにクローズアップしないで真面目に捉えているものは「単なる恋愛もの」としてくくられてしまいます。

『ラヴ♥サーカス』は一見これらのパターンに則っているように見せかけて、実際は悉(ことごと)く逆手にとった作りになっています。また、舞台ならではの演出に加えて、テレビや漫画的な演出も盛り込んでいます。詳しくは本番終了後にブログで解説する予定ですが、ご覧いただいた方はどこか懐かしさを感じつつも「こんな作品観たことない」と思われることでしょう。

世の中は恋愛指南書や恋愛指南サイトで溢れかえっています。裏を返せば恋愛もマニュアルに則って行うことを推奨しているかのようにも見えます。確かに男心や女心を理解した上での恋愛は何も考えないで付き合うよりも生産性のあるお付き合いになるかもしれません。恋愛における悲劇の数も減るかもしれません。でも私は敢えてそんな「スマイル0円」みたいな恋愛より、純粋に相手のことが好きというだけの素直な恋愛を応援したいです。

好きな人に告白してフラれるんじゃないかとか、長いこと付き合っている人と別れるのではないかと心配している人には特に『ラヴ♥サーカス』をご覧いただきたいです。そんな悩みを持つお知り合いが近くにいたら、ぜひ来週末の公演を勧めてください。ご予約お待ちしております

Post to Twitter

私の好きなラブコメ映画 その5

8月 13, 2010 in Geogrande, REP'S TALK

今日は13日の金曜日です。この日を忌み嫌うのは主に英語圏やドイツ、フランスなどに限られるそうで(リンク先はWikipedia)、イタリアでは17日の金曜日が、スペイン語圏では13日の火曜日が不吉な日なのだそうです。日本においては六曜を重んじる人には定期的に不吉な日、あるいは不吉な時刻が訪れるので大変ですが、こまめにスケジュールを組む習慣が身に付いて、規則正しい生活を送れそうです。

さて独断と偏見でご紹介してきた「私の好きなラブコメ映画」ですが、あっという間に5作目です。早いですね。今回は『愛しのローズマリー』をご紹介します。

原題は”Shallow Hal”(浅はかなハル)という、主人公の了見の狭さを前面に出したものです。内容は外見のキレイな美人ばかり追いかけていた主人公ハルが、ある時セラピストに催眠術をかけられて、失敗続きだったナンパについに成功する。相手は絶世の美女ローズマリーだったが、実はセラピストはハルに「女性の心の美しさを視覚化する術」をかけていた。つまりローズマリーは心がとても美しいけど、体重100kgを超えた巨体の持ち主だった、というお話。

ハル役は最近日本でも認知度を上げてきたジャック・ブラック(『スクール・オブ・ロック』『ホリデイ』『僕らのミライへ逆回転』『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』など)、ローズマリー役は日本でも有名なグウィネス・パルトロウ(最近では『アイアンマン』シリーズでしか見かけませんが)、監督は『メリーに首ったけ』で日本でも有名になったピーター&ボビー・ファレリー兄弟です。

「人は外見でなく中身が大事だ」と言う人もいれば「中身が外見に反映されるから、結局は外見だ」と言う人もいます。でも、この映画を観たら、どっちが正しいとかいうことはどうでもよくなってきます。「痘痕(あばた)も靨(えくぼ)」という言葉があります。恋している人から見れば、相手の欠点も長所に見えるという意味ですが、裏を返せば人の欠点ばかりを粗探しせず、人のいいところを探して、なおかつ欠点をも長所とみなすことができれば、周囲は「好きな人」だらけになるのではないでしょうか。物は考えようだと思います。

『ラヴ♥サーカス』に登場する人物たちも欠点だらけですが、どこか憎めない。そんな彼らに会いに来てください。まだまだご予約受付中です!

Post to Twitter

私の好きなラブコメ映画 その4

8月 12, 2010 in Geogrande, REP'S TALK

突然ですが、今年はまだかき氷を食べていません。子供の頃はよく家でかき氷を作ってもらって、好きなシロップをかけて食べたものですが、大人になって一人暮らしするようになってからは家にかき氷器がないので、行楽地にでも行かない限り食べる機会がなくなってしまいました。溶けないうちに早く食べなきゃと慌ててかきこんで眉間をおさえたこともしばしば。本格的な秋を迎える前に一度くらいは食べておきたいものです。皆さんは今年はかき氷を食べましたでしょうか。

さて、昨日までは「私の好きなラブコメ映画」と題して3作品紹介してきましたが、いずれも「ラブ」の要素が強い作品でした。今回は「コメ」の要素が強い『Gガール 破壊的な彼女』(06年・米)をご紹介しましょう。

原題は”My Super Ex-Girlfriend”で、直訳すれば「僕のスーパー元カノジョ」となります。邦題のサブタイトルでもある「破壊的な彼女」というのは韓国のラブコメ映画『猟奇的な彼女』をもじったものですが、この物語を端的に表しています。超人的な力を持ったスーパーヒロインと普通の男が付き合ったらどうなるのか、そしてそんな彼女と別れたらどうなるのかというお話です。女性がメインのバカ映画というと『ロミーとミッシェルの場合』や『デンジャラス・ビューティー』なども好きですが、『Gガール』は荒唐無稽さという点では群を抜いています。

主演のGガールを演じるのはアクションからシリアスからコメディまでこなすモデル出身のユマ・サーマン。今年も『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』にメデューサ役で出演しています。彼女がGガールであることを知らずに付き合い始める相手役は、『チャーリーズ・エンジェル』や『キューティー・ブロンド』などでもちょっと頼りない男を演じていたルーク・ウィルソン。そして監督は『ゴーストバスターズ』で一躍有名になったアイヴァン・ライトマンです。

ニューヨークの平和を守る正義の味方Gガールも、普段はシャイで知的な女性という設定は本家『スーパーマン』を彷彿とさせるものがありますが、彼女はさらに性欲旺盛でおまけに嫉妬深いという、とても「人間臭い」一面を持っています。なぜ彼女がこんな風になってしまったのか。そしてこの2人の行方はどうなっていくのか。想像できないオチが待っていますので、興味のある方はご覧ください。

どんな人にも長所と短所はあるもの。その両面をまるごと受け容れ合う関係というのはなかなか難しいものです。特に相手の短所というのは我慢にも限度があるとは思いますが、ただ我慢するのではなく、どうしてそのような短所を持っているのか原因を知ることができれば、それを短所と思わず受け容れられるか、あるいはその短所を改善することができるかもしれない。バカ映画ながらも、そんなメッセージが伝わってくるようでした。

『ラヴ♥サーカス』も「ラブ」より「コメ」の要素が強いバカ舞台のノリです。難しいことを考えないで、ただただ気楽に笑ってご覧いただければ幸いです。ご予約お待ちしております。

Post to Twitter

私の好きなラブコメ映画 その3

8月 11, 2010 in Geogrande, REP'S TALK

最近、夜に電車に乗るとよく目にするのが浴衣姿の女性たち。お祭りの帰りなのでしょうか。どれだけ髪を盛ろうと、付け爪がX-MENのウルヴァリンのようになっていようとも、浴衣の柄は可愛らしく派手過ぎないものが多いような気がします。探せばド派手な浴衣を着ている人を見つけることができるのでしょうか。探しませんけど。

さて、今週は誰に頼まれるでもなく勝手に私が好きなラブコメ映画について語っています。3回目の今日は『潮風のいたずら』(87年・米)をご紹介しましょう。

主演はジョン・カーペンター監督作品のファンならお馴染みのカート・ラッセル。最近ではアクション俳優としての印象が強いですが、子役時代から様々なジャンルの作品に出演しているベテラン俳優です。もう一人の主演は、私生活でもカート・ラッセルのパートナーであるゴールディ・ホーン。アメリカを代表するコメディエンヌの一人です。そして監督は、この作品以降『プリティ・ウーマン』や『プリティ・プリンセス』などの作品で日本でもちょこっと有名になったゲイリー・マーシャル。この監督、俳優としてのキャリアが一番長いのですが、それとほぼ同じくらい脚本家やプロデューサー業もこなしてきたマルチな映画人です。『プリティ・ウーマン』が日本でヒットしてから、やたらとこの監督の作品には『プリティ〜』を冠した邦題がつけられていましたが、もし『潮風のいたずら』が『プリティ・ウーマン』以降に日本で封切られていたら『プリティ・ワイフ』になっていたのでしょうか。

内容はクルーザーから海に転落して記憶を失った大富豪の夫人が、記憶を失う前にイチャモンをつけていた大工の奥さんに「偽装」させられる物語。4人の息子と夫の面倒を見ているうちに、性格ブスだった夫人がどんどん魅力的になっていくというもの。お話そのものも面白かったですが、記憶を失って別人のようになった夫人だけでなく、別のキャラクターも2役ほど演じているゴールディ・ホーンの女優としての魅力を楽しめる作品でもありました。

本当はとても魅力的な人なのに、環境のせいで性格がねじまがってしまった。でも、心がけ次第で人は魅力的な自分を取り戻すことができる。この映画からそんなメッセージが伝わってくるような気がしました。

普段、記憶を失うことはそうそうないと思いますが、酒が入ると人格が変わる人っていますよね。人格が変わるほど飲んだことがないのでよくわからないんですけど、酔った人間ほどその人の本当の姿なのではないかなと思うことがあります。乱暴になる人やスケベになる人はともかく、普段は険しい顔をしているのに酔うとニコニコしている人を見ると、普段からリラックスできたらいいのになと思うのは余計なお世話でしょうか。

『ラヴ♥サーカス』も、何も考えないでニヤニヤしてしまえるような作品です。普段、社会のしがらみの中でつらい思いをしている人も、来週末は『ラヴ♥サーカス』をご覧になって、楽な気持ちになっていただければ幸いです。ご予約お待ちしております。

Post to Twitter