Archive for 2月 1st, 2009

ケープアカハーテビースト

bear-hiko2月です。この月になるといつも「29日生まれの人は4年に1歳しか歳をとらない宇宙人なんだ」という発想が浮かびます。飽くまで発想です。本気で信じてるわけじゃないから。

BHUの次回作タイトルは『ケープアカハーテビーストの黄昏』ですが、ここ何作か私の作品をご覧になっていただいているお客様から「今度は何のダジャレなんですか?」と聞かれました。確かに、ここ最近のBHUの作品タイトルはダジャレっぽいものが多かったかもしれません。『ションボリナハト』は「しょんぼりな鳩」とドイツ語の「我々は既に夜の間に活動を終えている(Wir haben schon während der Nacht Aktivität beendet.)」に引っかけていましたし、『メルシー、ボク』はフランス語の「どうもありがとう(Merci beaucoup)」と「ボク、ありがとう」をかけていましたし、『プラトニックガッセン』は、ドイツ語の「路地(Gasse)」と「合戦」をかけていましたし、『チェイス・マンハッタン』はアメリカの「チェース・マンハッタン銀行」という名前から「マンハッタンを追え(Chase Manhattan)」というお話を思いつきました。東京ゲオグランデの『社内大作戦』の副題『男たちのバンカー』も映画『男たちの挽歌』をもじっていますし、そもそも第三種接近公演という表現も映画『未知との遭遇』の原題『第三種接近遭遇』に由来しています。そういう質問がきても不思議はありません。

では『ケープアカハーテビーストの黄昏』は何のダジャレなのか。残念ながらダジャレではありません。ケープアカハーテビーストとは既に絶滅してしまった動物の名前です。

※参考:Wikipedia 「ケープアカハーテビースト

だからと言って絶滅してしまった動物の物語ではないのですが、「絶滅」はひとつのキーワードであることには違いありません。ですから乱暴なことを言えば絶滅動物の名前であれば何でもよかったんです。でも、パレスチナイロワケガエルとかメキシコハイイログマとかルイジアナハタネズミとかだと、ちょっと脱力してしまうので、ケープアカハーテビーストにしたわけです。

南アフリカはケープ地方に生息していた赤みを帯びたハーテビースト(の亜種)で、ケープアカハーテビーストという名前なのだそうです。生息していた場所がたとえば山形で、色も黒かったら、ヤマガタクロハーテビーストになるわけですね。いませんけど。ハーテビースト自体はまだ生息しているようですが、日本ではあまり馴染みがないですよね。

※参考:Wikipedia 「Hartebeest」(英文)

アフリカに移住したオランダ系移民のボーア人が「鹿に似た獣(herte beest)」と呼んだのが由来だそうです。チラシの表にある「Alcelaphus caama caama(アルセラファス・カーマ・カーマ)」は学名です。物語の内容には全くからんでこないポイントですが、このブログをご覧の方は舞台を一緒にご覧になる人からいつ「このアル……なんとかって、何?」と聞かれても大丈夫です。さも昔から知っていましたという顔をして説明してあげてください。

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